藤田嗣治とともにパリ時代を過ごした画家 高野三三男のご息女であるピアニスト高野耀子氏をお迎えし、藤田と高野家の思い出を語っていただきます。藤田の素顔に触れてきた耀子氏の言葉は、当時のパリや芸術を物語るうえでかけがえのない証言です。また日本人として初めて国際コンクールで優勝するなど、ピアニストとしても数々の輝かしい偉業を成し遂げられてきた耀子氏の楽しいお話や演奏も、どうぞご堪能ください。
特別展示室では、耀子氏のご協力のもと、「藤田嗣治と高野三三男 戦時下における交友の記録 ~高野三三男旧蔵コレクションより」を開催いたします。こちらもあわせて、是非、お楽しみください。
■日時
2025年8月2日(土)
開場13:30 / 開演14:00(終了予定時刻 15:20)
■会場
軽井沢安東美術館内サロン「サロン ル ダミエ」
■チケット料金
イベントチケット:4,000円(税込)
イベント+美術館チケット:6,000円((税込)
※年間パスポートをお持ちの方は、イベントのみのチケットをご購入ください。年間パスポートご利用の際は、当日受付にて身分証明書(免許証・健康保険証など)をご提示ください。
■おはなしと演奏
高野 耀子(こうの ようこ)
■プロフィール
高野 耀子|Yoko Kono
1931年、高野三三男画伯の娘としてパリ モンパルナスに生まれる。4歳からピアノを始め、7歳でマグダ・タリアフェロに習う。1940年、日本へ帰国。ピアノを安川加寿子に師事。1946年、15歳の時、最年少で東京音楽学校(現、東京藝術大学)に入学。3年の時にパリに戻り、コンセルヴァトワール(現、国立高等音楽院)に入り、ピアノをリュセット・デカーブ、室内音楽をジョセフ・ベンヴェヌーティに学ぶ。19歳でコンセルヴァトワールをプリミエ・プリで卒業。翌年、同音楽院室内学部を卒業。その後、ドイツのデトモルト音楽院でハンス・リヒター・ハーザーに師事。
1954年、イタリアのヴィオッティ国際音楽コンクールのピアノ部門で満場一致で優勝。これは、日本人として初めての国際コンクールでの優勝である。
以後、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場管弦楽団、ミケランジェリ・ピアノフェスティヴァル・オーケストラなど、名だたるオーケストラと共演、年間50回を超える演奏会を行なう。1965年より4年間、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの薫陶を受ける。1979年より、東京に在住。
■注意事項
【ご来場のお客様へのお願い】
・チケットのキャンセルはお受け致しかねますので、ご了承ください。
・イベントは美術館内サロンにて行われます。美術品の保護のため、花束等植物の持ち込みはご遠慮ください。
・発熱、風邪症状がみられる場合はご来場の自粛をお願いいたします。
・公演の妨げになる行為、他のお客様へのご迷惑になるような声出しはご遠慮ください。
・軽井沢安東美術館には駐車場がございません。
お車でお越しの場合は、本館南側の「町営駐車場」など、近隣の有料駐車場をご利用ください。
ただし、近隣の有料駐車場が満車になる可能性もございますので、公共交通機関のご利用をお勧めいたします。